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JUDGES

テーマカット審査員に聞く! 
「レイヤー解禁にあたっての審査ポイントとは?」
テーマカットの競技規定は、昨年までベーシック原点回帰とした競技規定を設けて来ました。スタイリング剤やアイロンなどに頼らずシザー1本でどこまでしっかりとカットできるか!?女性のファッショントレンドやテイストからイメージしカットデザインするなどの美容師にとって必要不可欠な知識をテーマとして発表し瞬時にカットデザインしていただきました。今年からレイヤーが解禁となります。審査は、どのようなポイントを重視して審査を行いますか?

松永 英樹

ABBEY

松永 英樹

1969年長崎県出身。東京マックス美容専門卒業。PEEK-A-BOO美容室 最年少アートデレクター 店長を務め、2002年独立BAPE CUTSを立ち上げる。2007年ABBEYにリニューアルし現在4店舗のオーナーとして新しい美容室美容師の可能性を追求する存在。伊藤 豊共著 2016年「伸びるスタイリストの教科書」髪書房
2018年テーマカットの審査ポイント、基本的には昨年と変わりません。カットの美しさ・ジオメトリックのバランス・女性像に合わせたヘアデザインを総合して審査させていただきます。ただ、オーバーミドルセクションにレイヤーが入るということで、新しいフォルムがみれることを楽しみにしています。

大橋 浩二

APACHE

大橋 浩二

1979年 山野理容美容専門学校入学。1979年SHIMA入社。1984年SHIMA 退社。1985年MINXオープニングスタッフとして入社。新美容・TOMOTOMO・HAIR MODEなど雑誌の撮影を担当。1988年MINX退社。1988年仙台にAPACHEをOPENし、現在に至る。
スタイルとして時代にマッチし、フェイスライン・左右・バックと全体のバランスがとれていて完成度が高いこと。レイヤーはアウトラインのシャープさを損なわないで、ウェイトをきれいに残すのがポイントになると思います。インパクトがあり、かつシンプルなデザインを拝見できるのを楽しみにしています。

古城 隆

DADA CuBiC

古城 隆

DADA CuBiCアートディレクター。サロンワークを中心に、これまで様々な業界誌でテクニックの連載ページや作品ページを担当する。
著書には植村との共同著書「Basic Cut Bible vol.1」(新美容出版㈱)、「正確なフォルムコントロールのための スライス徹底マスター」、「見るだけで学べるテクニックブック カット編」(㈱女性モード社)がある。また、ヘアショーへの出演や、セミナー講師、コンテスト審査員等も務める。
デザインをつくる上で、技術とセンスと発想力が必要です。 テーマカットではそれらを駆使して、ウィッグでも造形物ではなく、「人」をつくって欲しいです。 イメージをデザインにすることを大切にしてください!

佐竹 美紀

ELLYLONDON

佐竹 美紀

山野美容学校卒業後都内一店舗を経て1985年神戸のELLYLONDON入社。1989年24歳の時全日本VIDALSASSOONカットコンテスト優勝。1993年同コンテスト準優勝。1994年JHA NEW COMER OF THE YEARノミネート。西日本エリア優秀賞。20代はコンテスター。近年はキャリアのある女性美容師としてのカット、セミナー講師、コンテスト審査、雑誌等が多い。現在ELLYLONDONPART2店店長美容歴32年。
今年からレイヤー解禁となりましたが、規定通りの審査基準は特別変わりません。ただし、ヘアデザインの幅が広がります。テーマ発表後のシンキングタイムでヘアデザインをイメージできるか?そして、そのデザインをカット技術に落とし込めるか?より美しいフォルム、デザイン、そして美しいカットテクニックを楽しみにしています。

小松 敦

HEAVENS

小松 敦

1993年HEAVENS設立。独自の技術論「ツーセクション・カット」やアグレッシブなヘアデザインで注目されJHA受賞。一般誌・業界誌・広告のヘアデザインから国内外でのヘアショーやデモストセミナーなどのステージワーク、ヘア作品の撮影スキルセミナーでも活動。 各地で開催されるヘアデザインコンテストの審査員を多く担当し、2016年よりJHAの審査員に就任。最近ではヘアデザインの表現思考「リアリティブ」を提唱。他にヘアプロダクツやアプリやイベントのアドバイザー・プランニングなど活動は多岐にわたる。自身のライフワークにおいて、サロンワークを最も大切で刺激的な事としている。Leicaの愛好家でもある。今年1月に女性モード社より「似合う髪 美しい髪 新しい髪」出版。
ハッキリと言えるのは、今年もスタイリング剤無し・ストレートダウンシェイプでのジオメトリックなデザインのカットクオリティを競技する事は変わりません!ミニマムなレギュレーションとシンプルなテーマからイメージを沸かせてグラボブを作っていただきます。ただ、フォルムの為のレイヤーのみ解禁された事で、シルエットやフォルムのコントロールができ、より似合わせをリアルにイメージ出来る事でしょう。さて、どんなデザインを考えて来るか楽しみです。

近藤 繁一

HYSTERIA

近藤 繁一

1959年04月13日生まれ。横浜美容学園卒業。フェブライオ ディ アレス15年在籍。94年12月15日 ヒステリアオープン。著書 2004年「Basic perm」新美容出版。
今年からレイヤー解禁となります。あくまでダウンシェープフィニッシュにしたデザイン審査は変わらず…ですが、「ファッションの審美眼」を「フォルム」にどう表現するかの、見せ場はスリル満点だと思います。グラデーション表現のみではトライでき得なかった「コーナーへのこだわり」からくるフォルム変化の「バランス感」…そして「ヘムライン」へのこだわりを期待します。さらに「フロント ルック」を含めた360度のキメ!楽しんで下さいね。

堀江 昌樹

JENO

堀江 昌樹

1981.5.17/滋賀出身/JENO 代表。2002年apish入社。全店統括クリエイティブディレクターを経て、2017年社内独立し「JENO」代表に就任。リアルからクリエイティブまで幅のあるデザインに定評がある。2016年 THA リアルデザイン部門 グランプリ、クリエイティブデザイン部門 準グランプリ。
今年から審査させていただく事になり、今迄の作品を拝見しました。 レイヤーが解禁になる事で普段のサロンワークと近くなり、女性像、ファッションイメージからヘアデザインへの落とし込みの幅が広がると思います。 技術と感性が高いレベルで交わった新鮮なデザインを期待します!

小林 知弘

kakimoto arms

小林 知弘

山野美容専門学校卒業後、kakimoto arms入社。現在、チーフデザイナーとしてサロンワークを中心に撮影、セミナー、ヘアショーなど幅広く活動する。美容師歴24年。
アウトラインの美しさ、ウエイトバランス、フロントのデザイン。この3つがバランス良く構成され、テーマを感じさせる仕上がりになっているものを評価します。幅広いデザインバランス、女性像が作れるようにしっかり準備しましょう!それが日々のサロンワークにも必ず役に立ちますから!!

山田 誠

KOCHAB

山田 誠

1975年生まれ。1996年中日美容学校(通信科)卒業。1997年PHASE入社。2007年に愛知県名古屋市にLianを開業。2009年にフレンチレストランとコラボレーションしたKOCHAB拡張移転。2016年名古屋市栄に2店舗目krabat by KOCHABをOPEN。2017年東京原宿に3店舗目abiquiuをOPEN。サロン経営とサロンワークを両立しながら、商品開発、セミナー活動など幅広く活躍。
シンプルで基礎的な技術の連続。カットはもちろん、ブローからのフィニッシュワークまでの一連の組み立て方。サロンワークで最も大切とされる「イメージ力」 。そして、迷いのないスピード感。 美容師としてのバランス感が全て現れるデザインコンクールです。 新たなカテゴリーが増えたことで、テーマへのリアル感を期待しています!

岡村 享央

MINX

岡村 享央

MINX代表取締役社長としてサロンワークを中心に、美容専門誌・一般誌の撮影、国内外のセミナー、ヘアショー、審査員など幅広く活躍。MINXのカット部門の最高責任者としてニューラインの創作に励んでいる。確かな技術と幅広いデザインに定評があり、著書、DVDにはベストセラー多数。JHAでは準グランプリ、優秀新人賞を多数受賞。今でもFINALISTにノミネートされ続けている。
レイヤーが入ることでフォルムのバリエーションが広がると思うので、グラボブベースではありますが今まで通りテクニックをしっかり見ながら、よりデザイン性を重視した作品にポイントを絞って行きたいと思います。

鎌田 広大

panic

鎌田 広大

埼玉県出身。日本美容専門学校卒。2004年panic入社。WELLA TRENDVISION 2011年~2014年4回連続SIVER award受賞。2013・2015年JHA AREA OF THE YEARノミネート。2016年JHA NEWCOMER OF THE YEARノミネート。その他受賞履歴多数。美容歴14年。
今年からレイヤーが解禁になり、昨年までよりもさらにデザインの幅が広がりました。それによりファッション、イメージワードから女性像を描き出す際もさらに表現しやすくなると思います。ジオメトリックなグラデーションボブに対するレイヤーでのフォルムコントロールや使い所がポイントになってくると思います!

堀内 邦雄

PEEK-A-BOO

堀内 邦雄

国際文化理容美容専門学校卒。1992年PEEK-A-BOO入社、現在、アートディレクター兼店長としてサロンワークの傍ら国内外のカットセミナーや専門誌の撮影などで活躍中。
自分の考えたデザインがイメージワードに沿って完成されているか。そして、そのデザインをもとに完成したスタイルの、カットの完成度(クオリティ)。お客さまにもとめられる様々な、女性像やトレンドなどに対応するためには、裏付けのある精巧なカット技術が必要だと考えます。今回はレイヤーも解禁となりより美しいフォルムデザインを期待します。

神谷 翼

SCREEN

神谷 翼

PEEK-A-BOOを経て2014年2月に神戸にSCREENをオープン。2015年4月に2店舗目となる『SISTER.』 BY SCREENをオープン。 2016年2月SCREENを1、2Fに拡張オープン。 全ての技術において理論を追求し、サロンワークを中心に撮影、ヘアーショー、国内外でのセミナーなど多岐にわたり活動中。2017年JHA大賞部門ノミネート。2010年JHAライジングスター最優秀賞。
レイヤーが今年から解禁になりますが、規定としてのダウンシェープ、ジオメトリックラインの事を考えると、そのスタイルの中でどれだけフォルムをイノベーションしていくことができるかが鍵になると思います。すなわちレイヤーで自由になるというより、グラデーションとレイヤーの関連性を追求し、駆け引きがどれだけできるか。グラデーションラインを守りながら、ダウンシェープフォルムの中でのレイヤー表現が、カットスキル向上への更なる可能性を秘めたコンテストになるはずです。

金谷 二郎

snob

金谷 二郎

2000年広島で1店舗を経てsnob入社。現在、snob全店統括店長及びArt directorを務める。独自のカット理論、技術を世に広めるべくsnob academyトップ講師をはじめ、ショー、業界誌等、活動は多岐に渡る。2012年三都杯グランプリ。KHA準グランプリ。2013年JHA近畿エリアファイナリスト。2015年次世代『開花』プロジェクト NEXT STEPをDADA CuBiC古城氏と共に主催。2016年NEXT STEP final 『AcT.』を東京にて開催。2017年JHA近畿エリアファイナリスト。
やはり仕上がりのデザイン、フォルム、バランスが客観的に見て美しいと思えるかどうか?パネルの正確な操作性。プロセスも重要視してみます。立ち位置や髪の毛の触り方、所作も当然それに含まれます。綺麗な形を作るには、まず作り手の手元や姿勢が綺麗でないと絶対に美しいヘアデザインはうまれないからです。

鳥羽 直泰

VeLO

鳥羽 直泰

東京マックス美容専門学校卒業。有限会社SDR(VeLO/vetica)代表。5年間の渡英生活を経て帰国後、DADA(現DADA CuBiC)に参加。2003年に独立、原宿に『VeLO』をオープン。2009年、新ブランドとして『vetica』をオープン。2015年、VeLO/vetica共に拡張移転オープン。サロンワークを中心に一般誌、専門誌、広告等の撮影、ヘアプロダクツの開発、ヘアデザインコンテストでの審査員、ヘアショー、セミナー活動など幅広く活動中。
レイヤーが解禁となりますが、基本的な審査での基準や重視すること自体は変わっていません。限られた規定の中で素敵なデザインができているか?そのデザインに対して理にかなったテクニックが施されているか?美しい仕事がなされているか?だと思います。もちろん、ファッション性や、トレンド、レイヤーの有無など要素が多くなった分できることや、考えなくてはいけないことは参加者の方も審査員も多くなります。ただテクニックが大事だからといって、どんなに綺麗にカットされたスタイルも、可愛かったり美しかったり、カッコ良くなければいけません。ただそこを判断できるように審査員としても良い目を持った状態で審査に臨めるようにしたいと思っています。

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